




渡辺源四郎商店第2回作品。2010年4、5月に、アトリエ・グリーンパーク(青森)、ザ・スズナリ(東京)で上演。
【あらすじ】
十和田湖畔の末期癌患者のホスピス。80歳の入所者・ヤナギダアキラに若い男が面会に来た。二人の話は戦友同士の思い出話。若い男は戦争中フイリピンで人魚の肝をマラリヤの特効薬だというので食べ、不老不死になったらしい・・・。
【解説】
劇団昴に書き下ろした『イノセントピープル』の執筆のためアメリカの戦後史を取材するうち、
対戦国である日本の戦後史に興味が沸いて書き上げた。八百比丘尼の伝説をベースに加害者としての旧日本軍の記憶が描かれる。